日本語教師として働いてみたいけど
非常勤って実際どうなんだろう…
日本語学習者の増加に伴い、日本語教師への需要も高まっています。
特に現状は非常勤講師として働く方が多いのですが、「非常勤」という働き方には魅力がある反面、独特の問題もはらんでいます。
このブログでは、非常勤の日本語教師が抱えるリアルな生活状況について、そのメリットとデメリットを解き明かします。
日本語教師になりたい方は
ぜひ最後までご覧ください!
れい
〈プロフィール〉
サイドFIREしたいフリーランス日本語教師
- 非常勤日本語教師(4年目)
- 週末のみitalki
- 韓国語学習歴3年
- 2週間の超短期留学経験あり(2023年)
- TOPIK3級(日常生活レベル)取得
- 投資初心者
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非常勤講師の現状
まずは、非常勤日本語教師の
- 求人の実状
- 収入の安定性
についてまとめます。
求人の実状
非常勤講師の求人は日本語教師を目指す方の第一歩となることが多く、正社員の求人に比べて、その数は圧倒的です。
非常勤での勤務が多くなる背景には、学校の経済的事情もありますが、教師側が柔軟な働き方を求めている現状もあります。
非常勤講師の給与体系は、授業を行ったコマ数に基づいて支払われることが一般的です。
一コマ当たりの報酬は地域や学校によって異なりますが、おおよそ1500円から2000円程度。
そのため、多くの授業を担当できればそれだけ収入は増えるわけですが、安定した授業数を確保することは難しいという課題があります。
収入の安定性
非常勤講師の大きな課題として挙げられるのが、収入の不安定さです。
コマ数によって収入が変動するため、学期や季節によって収入が大きく変わる可能性があります。
特に学校の休み期間中は収入が途絶えるため、非常勤講師としての収入のみでは生活が厳しくなりがち。
そのため、非常勤講師の間では仕事を掛け持ちすることが一般的な現象となっています。
掛け持ちする仕事は、他の非常勤講師の仕事や日本語教師とは異なる分野のアルバイトなど多岐にわたります。
このような働き方を通じて、何らかの形で経済的な安定を図る必要があります。
・求人は多いが、条件は様々
・収入は不安定になりがちで、他の収入源の確保が必要
非常勤講師のメリット
続いて、非常勤講師のメリットを2つご紹介いたします。
柔軟な働き方
非常勤講師の働き方は非常に柔軟で、自分のライフスタイルや他の仕事とのバランスを取りながら勤務することが可能です。
担当するコマ数を調整しながら、個々のライフスタイルに合った働き方を実現できる点は大きなメリットと言えます。
また、授業以外の業務が少ないため、授業の質を高めるための準備に時間を割くことができます。
未経験の先生方にとっては、授業準備に専念し、少しずつ経験を積み上げることができる良い機会になります。
経験を積むチャンス
非常勤講師は様々な学校や教室で授業を行う機会があり、異なる学習者や教育方法に触れることができます。
このような環境は、教師としての経験を幅広く積むには大きなメリットがあります。
特に未経験から始める方にとっては、さまざまな場所で教壇に立つことで、地に足をつけた教育実践が可能になります。
この経験は、将来的に専任講師への転身を考える際にも非常に役立ちます。
・自分のライフスタイルを優先した働き方ができる
・複数校勤務で、様々な経験をして自身のレベルアップも可能
非常勤講師のデメリット
非常勤講師にはメリットがある反面、大きなデメリットもあります。
不安定な収入
前述した通り、非常勤講師の最大のデメリットは収入の不安定さです。
特定の月や季節によって収入が大きく変動するため、安定した生活を望む場合には不向きな働き方と言えます。
また、社会保険や雇用保険などの福利厚生面でも、非常勤講師は専任講師に比べて不利な条件で働くことが多いです。
将来的な安定を求める方にとって、これは大きな懸念事項となります。
授業以外の収入源の必要性
収入の不安定さをカバーするため、非常勤講師は他にも収入源を持つことが一般的です。
しかし、新たな仕事を探し、両立させることは簡単なことではありません。
時間管理が難しくなったり、疲れがたまりやすくなる場合もあります。
また、別の仕事と掛け持ちすることで、教育に専念できる時間が減ってしまうというデメリットもあります。
教師としてのスキルアップや生徒への対応に影響が出る可能性も考慮する必要があります。
・収入が不安定
・副業をすることによって、本業への悪影響が出る可能性も
非常勤講師のキャリアパス
デメリットもある非常勤講師という働き方ですが、どのようなキャリアパスが見込めるのでしょうか?
専任講師への道
非常勤講師から専任講師へのステップアップは一つのキャリアパスです。
専任講師になることで、収入が安定し、福利厚生が充実するため、長期的なキャリアを築くことが可能になります。
しかし、専任講師のポジションは限られており、競争が激しいのが現状です。
そのため、非常勤講師として多くの授業経験を積み、教育スキルを高めることが、専任講師への道を切り開く鍵となります。
ただし、残念ながら専任講師としての求人も、他の業界に比べると比較的薄給であることがほとんどです。
自身の専門性を活かす
日本語教師としてのキャリアを深化させるためには、自身の専門性を高めることが重要です。
例えば、ビジネス日本語、医療日本語など特定の分野に特化した教育を行うことで、他の教師との差別化を図ることができます。
また、教材開発やオンライン教育など、新たな分野に挑戦することも、キャリアアップに繋がります。
自身の強みを活かし、多様な方法で日本語教育に貢献することで、より充実した教師生活を送ることができます。
専門性を活かした仕事をフリーとして受けることで、専任講師として働く以上の収入が得られる可能性も。
・専任講師になることで、ある程度の安定が見込める
・自身の専門性を活かすことで、個人でも活躍できる人材に
まとめ
非常勤の日本語教師として働くことは、柔軟な働き方や教育への深い専念といったメリットがありますが、収入の不安定さや福利厚生の不足といったデメリットも伴います。
しかし、これらを乗り越え経験を積むことで、専任講師への道を開いたり、専門性を高めたりすることが可能です。
日本語教師としてのキャリアを長く続けていくためには、継続的なスキルアップや新しい働き方の模索が求められます。
非常勤講師の立場から、日本語教育の現場で貴重な経験を積みながら、自身のキャリアパスを見つけていくことが大切です。
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